【意外と知らない】ギターやバンドで頻出する用語紹介

ギターQ&A

バンドを始めたんだけど、時々独特な用語とか言い回しがあって分からない時がある。 そんなことはありませんか?

Lullm/らるむ
Lullm/らるむ

今回はすこしユーモアを交えながら、ギターをやっていると登場してくる独特な用語集を解説してみました。ぜひ参考にしてみてください。

Guitar / ギター


我らが魂の楽器、ギター。

バンドマンはイントネーションが違う。
ギターを弾かない人は『ギ』にアクセントを置いた発音をするのが一般的だが、バンドマンはなるべくフラットに『ギター』と発音する。

一般人:ビターチョコレートの『ビター』のトーンで発音。
バンドマン:よく寝た~の『寝たー』に似たトーンで発音する。

なお、バンドマンでも『エレキギター』と言う時には、『ビター』のトーンで『ギター』を発音する。

シールド

ギターとアンプを繋ぐために使うケーブルのことである。

シールドと呼ばれるのは、ケーブルの芯線を外的なノイズから保護するために保護膜が張られているからである。

ギタリスト(勇者)にとっては重要な防具アイテムの一つだ。

エフェクター


ギタリストを金欠に導く魔法のペダルのことである。

踏むと音が明らかに変わるものから、微妙なニュアンスを与えるだけのものなど、
その数は多岐にわたる。

本体は無骨なものもあれば、彩色や材質にこだわった筐体が使用されている製品も多く、まさに現代におけるパンドラの箱。

機材沼に引きずり込まれないよう注意が必要である。

ブースター


音量やゲインを稼ぎたいときに使うエフェクターのことである。
けしてポケ〇ンではない。

会話例.『一つはブースター持ってると何かと便利だよね。』

めたぞね


BOSSブランドで発売されているメタルゾーンというエフェクターの愛称である。
英語スペルのMetal Zoneをローマ字したところから来ている。

メタルゾーンはその名の通りメタルに使用できるほど歪むエフェクターだが、つまみの設定次第では通常のロックにも十分使用できる汎用性の広さを持つ。

会話例.『めたぞねっぽい音してるけど、もしかして今使ってる?』

やおや


Ibanezから発売しているTube Screamer TS808のことである。
『808』の部分を語呂合わせ的な読みをした愛称のこと。

会話例.『808はやっぱ定番って言われるだけあるわ。』

バッファー / Buffer


音の劣化を抑えるための効果、機器のことを言う。
バッファー、バッファとも言う。

通常ギターの音信号というのはハイインピーダンスであり、非常に微弱な状態である。
外的な要因から音にノイズなどが乗りやすくなっており、長いケーブルを引き回したりすると音が細くなったりもする。そんなハイインピーダンスと呼ばれる状態から、ノイズなどに強いローインピーダンスに加工してくれるのがこの機材である。

基本的には悪く作用することは少ない機材であるが、逆に『バッファー臭くなる』といって嫌う人もおり、こればかりは好みの問題である。

音作り


ギターの音色を調整して適度な状態にすること。

多くのギタリストにとって音作りはギター演奏における要であり、うまく決まった時の喜びは計り知れないものがある。

会話例.『今回は全曲とも良い感じに音作りができた。(日本代表風の意訳:今回は自分達のサッカーをプレイすることができたんじゃないかと思います。)

音抜けが良い


バンドアンサンブルの中で、自分の音が聞こえやすいこと。

バンドでは低音に寄りすぎるとベースに相殺され、高音に寄りすぎるとドラムのシンバルやハイハットとかぶってしまい聞こえにくいことがある。

そんな中、自分のギター音がきれいにバンドで響いている状態を音抜けが良いと表現するのだ。

会話例.『そのエフェクター、音抜け良いね。』

音が太い


音にコシがあって芯を感じさせる音のことである。
基本的にポジティブな文脈で使う。

会話例.『リアピックアップなのに音太いですね』

音が前に出てくる


音が抜けて、立体感を感じさせる音色の状態のこと。

会話例.『このエフェクター、音がめちゃくちゃ前に出てきますね。』

音痩せしてる


音にコシがなくなり、薄くて迫力のない音のことを言う。

エフェクターを直列でたくさん繋ぎ過ぎた場合等に発生しやすい。


会話例.『それ音痩せし過ぎだからバッファーか何か挟んだ方がいいんじゃない?』

ドンシャリ


中音域を抑え気味にし、低音域と高音域を強調した音作りのこと。

ブリッジミュートが多めの比較的激しめのロック等の曲において使うと、
心地よいザクザク感が出てきて良い感じになることが多い。

文脈的には良い意味でも悪い意味でも使える。

会話例.『この曲はドンシャリにして弾いてるよ。』

かまぼこ


低音域と高音域はそのままに、中音域を強調したサウンドのことである。

中央が盛り上がったその波形がかまぼこに似ている事からかまぼこ型と呼ばれる。
やりすぎると音がこもるが、適度にかまぼこにすると滑らかで太い音が作れるのでおすすめ。

会話例.『普段はかまぼこ的な音作りにして弾くことが多いですね。』

トレブリー


高音が強調された音のことである。

良い意味でも悪い意味でも使える。曲との相性次第。


会話例.『若干トレブリーな感じだからハイ下げた方がいいかもね。』

ブーミー


低音が膨張されたような曖昧な感じの音のことである。

会話例.『この曲はあえてブーミーな感じにしておいた方が合う気がする。』

ブッキング


ライブ会場の予約を取ることである。

またはライブハウス側がバンドに声を掛けてライブを予定すること。

バンドメンバーに暴走キャラがいる場合、他メンバーが知らない間にブッキングを開始してしまい、気づいたらライブの予定で埋まっていたということも少なくない。

対バン


複数のバンドでライブを共同開催すること。複数のバンドが代わる代わるライブを行うこと。

一言でいえばソロライブの逆のことである。

一度対バンする、それはバンドマンにとっては『同じ釜の飯を食う』ことに等しい。
ライブ前とライブ後では、同じ戦場を戦い抜いた戦友としての友情が芽生えていることだろう。

会話例.『せっかくだし今度クリスマスの頃にでも対バンやろうぜ。』

Lullm/らるむ
Lullm/らるむ

以上、ギターあるある用語集でした。ギターを始めたばかりの皆さんのお役に立ちますように。

ギターQ&A
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Lullm

ギター好きのブログ&動画投稿者。ギター歴は約15年。
学生の頃から長らくハムバッカー系のギターを使っていたが、数年前に今の愛機に出会い、それ以来はもっぱらストラト使い。
機材が大好きで、エフェクターやアンプにも造詣が深い。
ついに畳1畳分サイズの巨大エフェクターボードを完成させたものの、結局重くて持ち運べない。←イマココ。

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