毎回アンプに繋いで練習しないとだめ?
今回はギターを始めたばかりの知人からよく寄せられるこの質問について、
私の考えをシェアしていきたいと思います。
結論から申し上げると、繋いで練習しないとだめです。
電源を入れたりケーブルを出して繋いだり、たとえ面倒でも、アンプを通して練習するようにしてください。
以下、その理由について解説していきます。
理由その① エレキ独特の感覚が育たないから。
エレキギターというのは、原則としてアンプと接続して演奏する楽器です。
つまり、アンプに繋いであることを前提とした奏法が存在します。
有名なものだとブリッジミュートです。(もちろんアコギにも登場しますが、系統が異なります。)
どこが最も心地よいビートを刻める低音が出る場所なのか、角度なのか、そういったことがアンプなしではわかりません。
ハンマリングやプリングといった技も同様です。
指のタッチの強弱がどのような形でアンプから出力されるのか、その感覚が育ちません。
理由その② ライブはアンプ前提でやるものだから。
アコギならともかく、エレキの場合はライブはアンプを使用します。
つまり、アンプを使用しない練習というのは、ライブ本番環境とはかけ離れた練習になってしまうという事です。
アンプを通した練習というのは何気ない行為ですが、ライブを成功へ導くための近道になります。
理由その③ 音つくりの感性が育たないから。
他の楽器パートと比較しても、ギタリストにとって音作りは命です。
少なくとも私はそう考えています。
どんなに素晴らしいフレーズでも、適切に作り込まれたトーンで演奏しなくてはその魅力は減衰してしまいます。
アンプを通して練習していれば、嫌でもボリュームつまみを触ります。トレブル、ミドル、ベース、最初の頃は良くわからなくても段々と使い方が分かってきます。
自分にとって欲しい音を作る能力が養われるきっかけとなるのです。
まとめ
著者の思うアンプを通して練習をした方が良い理由は下記です。
エレキギターを弾く以上は、可能な限りアンプを通して練習した方が良いです。
現在はスマートフォンやPCをアンプシミュレータとして使うこともできる時代になりました。
物理的にアンプを用意することが難しい方であってもアンプ相当の環境を構築することは可能です。
ぜひ積極的にアンプを使った練習をしていきましょう。